DIGI Flexの特長

DIGIFlexプリンタシステムは、幅広い多目的業務に対応した連続紙磁気トナープリンタです。
これまでは印字が困難だった透明フィルムへの印刷、セキュリティトナーによる偽造防止印刷、シングルエンジンデュプレックス(SED)ツインエンジンデュプレックス(TED)による両面印刷など、多用途にご利用いただけ、用紙も薄紙から厚紙まで様々な厚さに対応しておりますので、1台のDIGIFlexプリンタで多種多様な市場ニーズに応えることが可能になります。
DIGIFlexの特長
- 磁性蛍光トナー(磁性を帯びた蛍光トナー・オプション)も使用できます。
- 標準でMICR(磁気インク文字認識)印刷が可能:MICR文字と可変データの同時印刷が可能です。
- 多様な印刷媒体:証券用紙、標準紙、および感熱紙にも対応しています。
- 非接触低温フラッシュ定着技術:印刷媒体に大きな影響を与えることなく定着できます。
- ロール to ロール構成:膨大なドキュメントを正しい順序で印刷できます。

UVライトを当てると色が変わる、セキュアな磁性蛍光トナー
NIPSONの磁気印刷技術と磁性蛍光トナ ー(オプション)の組合せは、最高のセキュリティ印刷を提供します。
バーコード、 CMC7とE13B文字を使った小切手、マイクロ文字、可変な模様(ギロシェ)等のセキュリティ機能に非常に有効です。
NIPSONの磁性トナーは一成分乾式磁性トナーで現像剤を必要としません。多少離れていたりプラスティック材で覆われていても十分に検知できる強い磁性体で構成された黒あるいは蛍光体から成るトナーです。
昼白光ライトでは普通の印刷物だが、UVライトを当てると色が変わる。細かいパターン等でも問題なく対応。



昼白光ライトでのトナー(左)とUVライトを当てたトナー(右)






フラッシュ定着を使ったユニークな印刷技術
フラッシュ定着と磁気印刷の組み合わせで、媒体を熱することなくトナーを媒体に浸透・定着させます(最高媒体温度は50°C未満)。
トナーは磁化され、低温にて定着します 。ヒートローラで熱されたり媒体に接触 することはありません。

主要構成
- 一成分磁性トナー(現像剤不要)
- 磁気記録層の印刷ドラム
- 18個の高解像度ヘッド(600dpi)、 最大印刷幅 468.5 mm(18.45 インチ)
- 長寿命化を図る最新MD-3技術



本技術の優位点
- 非接触低温フラッシュ定着(媒体温度50°C 以下)により印刷媒体にストレスなし
- MICR印刷(E13B、CMC7)が可能
- 磁性トナーの定着技術及び磁性蛍光トナ ー による改ざん防止が可能

DIGIFlexは「超生産的」!
- 最高速度104m/分(341フィート/分)
- 最大用紙幅520mm(20.5インチ)、最大印刷幅468.5mm(18.45インチ)
- 2アップ A4片面印刷で A4 × 700ページ/分
- 2アップ A4両面印刷で A4 × 1,400ページ/分
- 広範囲の媒体上へのテキスト、バーコード、イメージ印刷が可能です。
- 媒体を熱することなくトナーを定着するので、乾燥、反り、縮みなどがありません。
可変印刷速度、自由な装置構成、安定した印字品質
DIGIFlex にはNIPSON独自の印刷速度の可変機能があります。データ転送速度や後処理機と同期して印刷速度を自動的に調整します。
これにより不要なスタート・ストップや無駄な印刷を減らし、連続印刷によるコスト削減を実現します。必要とされる印刷媒体に最適な印字品質を提供できるよう、オペレータが印刷速度設定を変更できます。
可変印刷速度とピン送りまたはピンレス送り(ロール紙送り、オプション)の組み合わせにより、多様で自由な構成が可能です。

DIGIFlexは多様な構成が可能
- 片面印刷
- 単体エンジン両面印刷(SED):1台の装置で両面印刷
- 2台エンジン両面印刷(TED):2台の装置で両面印刷
1台のDIGIFlexでの両面印刷

- 印刷速度:30〜81.7m/分
- ピン送りモードのみ
- 用紙厚さ:55kg~135kg(64g/㎡~160g/m2)、折り畳みは103kg(120g/m2)まで
- 両面制御センサー
- 片面印刷モードで全幅(468.5mm、18.45インチ)印刷可能
- 用紙幅:251mm(9.9インチ)
- 市場最速のSEDシステムです。
- 1ページ当りのコストが低く生産性が高いため、カット紙プリンタに比べて遜色はありません。
- 両面印刷装置としては小さな設置面積です。
- セキュリティ印刷とコスト効率を両立する両面印刷を実現します。
- 片面モードで2つのロール紙に印刷することもできます。
2台のDIGIFlexでの両面印刷
DIGIFlexは、その設計と可変印刷速度機能により多様な環境での使用が可能で、現在市場にある前・後処理機を簡単に組み込むことができます。TEDモードでは、2台の装置を異なる構成にすることが可能です(下図のI型、L型、U型、S型、Z型が選べます)。

印字品質
磁気印刷は完成された技術です。広範で多様な印刷媒体への印刷可能性に関して他の追随を許しません。
DIGIFlex は用紙媒体 クリーニング部と温度安定化モジュールを組み合せることにより、104m/分の最高印刷速度に最適な600dpiの印字品質を実現します。
セキュリティ市場にも対応した多様な印刷媒体と生産性
DIGIFlex は膨大で多様な媒体への印刷に対応しています。例えばコート紙、非コート紙、ラベル、プラスティック、ポリエステル、更に 感熱紙にも対応します。
本プリンタは 34.4kg(40g/m2)の薄紙、257kg(300g/m2)の厚紙も扱えます(いずれもオプション)。
セキュリティと識別

セキュリティ市場での優れたリーダー
DIGIFlex は磁性トナーを使用することにより、トナーを入れ替えることなく標準的なCMC7またはE13Bのアプリケーションを組み合わせたMICR文書を印刷できます。
CMC7とE13Bは銀行小切手、旅行小切手、ギフトカード、食事券やその他の支払い関連書面などのセキュアな印刷を可能にするものです。
これ以外のセキュア印刷機能として、UVランプでだけ見える蛍光トナ ー、マイクロフォント印刷があります。
DIGIFlex は組み合せ自由なだけでなく多様性に富んでいます。長い時間や多くのコストをかけることなく、あらゆるアプリケーションでの印刷を高い付加価値をつけて実現できます。
ダイレクトマーケティング

基本から複雑なドキュメント用まで、多様なアプリケーション
DIGIFlexは、ファイルサイズや印刷媒体の品質あるいは印刷フォーマットが何であれ、最少の媒体消費量・時間で印刷ジョブを完了します。
- 先進的な可変印刷速度機能により、あらゆる後処理機をDIGIFlexに容易に組み込めます。
DIGIFlexにはオプションとして、文書作成・編集や自動カメラ印刷制御など、膨大な専用ソフトウェアソリューションが用意されています。
印刷媒体

特殊なソリューションの事例
- 梱包用プラスチックフィルム
- プリペイドカード・商品券・その他チケット類
- 薄紙を使った薬の使用法説明書
- 小切手、飾り模様入り書面、証書用の媒体
- 金属蒸着紙
- 本
なお、食品業界用の特定のプロジェクトや磁気印刷、その他の特殊な事例の場合、 NIPSON TECHNOLOGYの工学研究所による検証が必要な場合があります。
DIGIFlex は、堅牢・成熟かつ構成の自由度に富んだ製品です。
NIPSON TECHNOLOGYの多様な技術と共に、個別リースソリューションが皆様の投資に対する迅速な利益をもたらします。